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テナント(TENANT)

K2HR3 Webアプリケーションで使用するテナント(TENANT)の操作の説明をします。

テナント(TENANT)について

K2HR3システムは、OpenStackもしくは他のユーザ認証システムと連携して動作できます。
OpenStackと連携している場合、K2HR3のテナント(TENANT)は、IaaS(OpenStack)にてユーザ(USER)が属しているテナント(もしくはプロジェクト)のことを指します。
Kubernetsと連携している場合、K2HR3のテナント(TENANT)は、IaaS(Kubernetes)にてユーザ(USER)が属している Namespace のことを指します。
これ以外にK2HR3 システム内で利用するローカルテナント(LOCAL TENANT)を作成でき、利用できます。
ユーザ認証システムと連携している場合は、その認証システムでユーザ(USER)が属している(スコープされた)グループを指します。

テナント(TENANT)の選択

K2HR3 Webアプリケーションにアクセスし、サインインした直後、以下の画面が表示されます。

K2HR3 Usage Application - Select Tenant

リソース(RESOURCE)、ポリシー/ルール(POLICY)、ロール(ROLE)、サービス(SERVICE)の操作をするためには、まずこれらが属するテナント(TENANT)を選択する必要があります。
以下の手順で、テナント(TENANT)を選択します。

  1. テナント(TENANT)を選択するには、[TENANT] Unselectedと表示されている横のボタン K2HR3 Select Tenant Button をクリックします。
  2. サインインしているユーザ(USER)が属しているテナント(TENANT)の一覧が表示されます。
  3. いずれかのテナント(TENANT)を選択します。

K2HR3 Usage Application - Select Tenant

テナント(TENANT)が選択されると、そのテナント(TENANT)に登録されているリソース(RESOURCE)、ポリシー/ルール(POLICY)、ロール(ROLE)、サービス(SERVICE)の情報が表示され、利用できるようになります。

K2HR3 Usage Application - Selected Tenant

ローカルテナント(LOCAL TENANT)

K2HR3システムは、連携しているIaaS(OpenStackもしくはKubernetes)が提供するテナント(TENANT)以外のローカルテナント(LOCAL TENANT)を利用できます。
このローカルテナントの作成・編集・削除について説明します。

ローカルテナント利用設定

ローカルテナント(LOCAL TENANT)を利用するには、K2HR3 Web Application および K2HR3 REST API のサーバ設定が必要です。
それぞれのサーバ設定(コンフィグレーション)にて、以下の値を true に設定してください。
デフォルトはtrueとなっているので、通常ローカルテナント(LOCAL TENANT)を使用しない場合のみ falseを設定します。

ローカルテナント作成

ローカルテナント(LOCAL TENANT)は自由に作成できます。
テナント選択メニューの最終行にある ** ローカルテナント新規作成 ** メニューを選択します。

K2HR3 Usage Application - Selected Creaate Local Tenant

ローカルテナント新規作成ダイアログ

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の新規作成ダイアログを以下に示します。

K2HR3 Usage Application - Creaate Local Tenant Dialog

このダイアログに必要項目を入力し、OK ボタンをクリックするとローカルテナントが作成されます。
各入力項目を以下に説明します。

テナント名

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の名前を入力します。
この値は、他のテナント名と重複することはできません。
ローカルテナント(LOCAL TENANT)の名前は、** local@ ** プレフィックスで開始されている必要があります。
** local@ ** プレフィックスが指定されていない場合、自動的に付与されます。

表示名

ローカルテナント(LOCAL TENANT)を K2HR3 Web Application で表示するときの文字列を指定します。
この値は、省略可能であり、省略時はローカルテナント(LOCAL TENANT)の名前と同じになります。

説明

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の補足説明を入力します。
この値は、省略可能です。

ユーザ

ローカルテナント(LOCAL TENANT)にアクセス可能なユーザ(USER)を指定します。
ユーザ(USER)の追加・削除をこのダイアログ内のボタンで操作できます。
新規作成時は、自分自身のユーザ(USER)名が自動的に追加され、自分自身を削除することはできません。

ローカルテナント編集

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の情報を編集できます。

ローカルテナント(LOCAL TENANT)を選択した状態で、そのテナント名横の編集ボタンをクリックします。

K2HR3 Usage Application - Edit Local Tenant Button

ローカルテナント編集ダイアログ

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の編集ダイアログを以下に示します。

K2HR3 Usage Application - Edit Local Tenant Dialog

このダイアログで各項目の編集ができます。
また、ローカルテナント(LOCAL TENANT)の削除もこのダイアログから行います。

テナント名

この項目は、編集することはできません。

テナントID

この項目は、編集することはできません。

表示名

ローカルテナント(LOCAL TENANT)を K2HR3 Web Application で表示するときの文字列を指定します。
この値を空にした場合、ローカルテナント(LOCAL TENANT)の名前と同じになります。

説明

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の補足説明を入力します。
この値には空を設定できます。

ユーザ

ローカルテナント(LOCAL TENANT)にアクセス可能なユーザ(USER)を追加・編集・削除できます。
自分自身のユーザ(USER)を削除した場合、ローカルテナント(LOCAL TENANT)にアクセスできなくなります。
すべてのユーザ(USER)を削除した場合、ローカルテナント(LOCAL TENANT)が完全に削除されます。

ローカルテナント削除

ローカルテナント(LOCAL TENANT)の削除は、ローカルテナント編集ダイアログで行います。

ローカルテナント編集ダイアログ を起動し、ローカルテナント(LOCAL TENANT)の全ユーザ(USER)を削除してください。
これにより、ローカルテナント(LOCAL TENANT)が完全に削除できます。

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