App Policy-Rule Web Application App Service

ロール(ROLE)

K2HR3 Webアプリケーションでのロール(ROLE)操作の説明をします。

ロール(ROLE)の表示

テナント(TENANT)にまだロール(ROLE)が登録されていない場合(初めてK2HR3システムを利用する場合など)、まずロール(ROLE)の登録が必要となります。
すでにロール(ROLE)が存在する場合、左側ツリー表示の中のROLEを選択することで、登録済みのロール(ROLE)を見ることができます。

K2HR3 Usage Application - Role Top

ロール(ROLE)の登録

ロール(ROLE)を登録するには、左側ツリー中のROLEを選択した後、上部の[ROLE]横の K2HR3 Add Button ボタンをクリックします。
階層化したロール(ROLE)を登録する場合には、左側ツリーから親とする既存ロール(ROLE)を選択後、ボタンをクリックしてください。
ロール(ROLE)登録用のダイアログが表示されます。

K2HR3 Usage Application - Role Create Dialog

表示されたダイアログにロール(ROLE)名を入力し、 K2HR3 OK Button ボタンをクリックすれば、ロール(ROLE)が登録されます。
ダイアログに表示される項目とその内容を以下に示します。

登録されたロール(ROLE)は、左側ツリーのROLEを展開することで確認できます。

ロール(ROLE)の編集

登録されているロール(ROLE)の内容を編集するには、まず編集するロール(ROLE)を左側ツリーで選択します。
選択後、メインの画面エリアにそのロール(ROLE)の情報が表示されます。
この表示されている内容を編集、およびデータの追加をします。
編集後は、 K2HR3 SAVE Button ボタンをクリックし、その内容を保存します。
編集を破棄する場合は、 K2HR3 CANCEL Button ボタンをクリックしてください。

K2HR3 Usage Application - Role Page

ロール(ROLE)選択後のメインの画面エリアに表示される項目について説明します。

ロール(ROLE)の属性情報

登録されているロール(ROLE)の属性情報を表示するには、まずロール(ROLE)を左側ツリーで選択します。
選択後、上部の[ROLE]左横の K2HR3 Path Button をクリックし、ロール(ROLE)の属性情報(Selected Path Information)ダイアログを表示します。
このダイアログに、ロール(ROLE)の属性情報が表示されます。

K2HR3 Usage Application - Role Information

ロール(ROLE)の属性情報について説明します。

ロール(ROLE)トークンの管理

ロール(ROLE)の属性情報(Selected Path Information)ダイアログから、K2HR3 Role Token Function ロールトークンの管理 ボタンをクリックすることで、ロール(ROLE)トークンの管理ができます。
以下に示すロール(ROLE)トークンの管理画面にて、対象のロール(ROLE)に対して発行済みのロール(ROLE)トークンの一覧を確認することができます。

K2HR3 Usage Application - Manage role tokens

この画面には、新規ロール(ROLE)トークン発行ボタン K2HR3 Create new role token、ロール(ROLE)トークン削除ボタン K2HR3 Delete role token、IaaS(OpenStack、kubernetes)への自動登録用コードの表示ボタン K2HR3 Automatically registration codes があります。
それぞれのボタンの動作を以下にしめします。

新規ロール(ROLE)トークン発行

新規ロール(ROLE)トークン発行ボタン K2HR3 Create new role tokenをクリックすることで、新規にロール(ROLE)トークンを発行することができます。
新規に発行されるロール(ROLE)トークンは、有効期限(デフォルト24時間)もしくは無期限(10年)のいずれかを指定することができます。
有効期限の設定は、K2HR3 Web Applicationのconfigで設定することができます。
このボタンをクリックすると以下に示すポップアップが表示されます。

K2HR3 Usage Application - Create role token popup

このポップアップのK2HR3 Create new role tokenボタンをクリックすると新規ロール(ROLE)トークンが作成されます。
新規作成された直後、作成されたロール(ROLE)トークンは、ロール(ROLE)トークンの管理画面の先頭に太字で表示されます。

ロール(ROLE)トークン削除

削除するロール(ROLE)トークンの列にある K2HR3 Delete role tokenボタンをクリックすることで、そのロール(ROLE)トークンを削除(無効)にすることができます。

ロール(ROLE)トークンの詳細および自動登録用コードの表示

利用するロール(ROLE)トークンの列にある K2HR3 Automatically registration codesボタンをクリックすることで、後述するロール(ROLE)トークンの詳細およびIaaS(OpenStack、kubernetes)への自動登録用コードの情報を表示する画面に遷移します。

ロール(ROLE)トークンの詳細および自動登録用コードの表示

ロール(ROLE)の属性情報(Selected Path Information)ダイアログから、K2HR3 Role Token Function ロールトークン新規作成(有効期限付き)・登録用コード表示 ボタンをクリックするか、ロール(ROLE)トークンの管理画面からK2HR3 Automatically registration codesボタンをクリックするとこの画面に遷移します。

K2HR3 Usage Application - Role token detail and registration codes

この画面には、以下の項目が表示されています。

ロール(ROLE)トークン

ロール(ROLE)トークンが表示されます。(全文字列が表示されます。)
K2HR3 REST APIを使うときにこのトークンを指定します。
詳細は、K2HR3 REST APIを参照してください。

作成日時(有効期限)

ロール(ROLE)トークンが作成された日時と、その有効期限が表示されます。

登録用コード

このロール(ROLE)トークンを使用したIaaS(OpenStack、kubernetes)への自動登録用コードの情報、およびユーザ定義のCustom Registration Code(CRC)の内容を表示します。
組み込みの表示する自動登録用コードは、IaaS(OpenStack、kubernetes)に応じて以下の種類があります。

K2HR3 Usage Application - Select registration codes

上記に加えて、Custom Registration Code(CRC)を設定している場合、すべてのCustom Registration Code(CRC)の設定内容(複数)が同様に表示されます。

OpenStack - USER DATA SCRIPTの使い方

OpenStackの仮想コンピューティング(Virtual Machine)をロール(ROLE)のメンバーとして自動登録する方法を説明します。
前述のロール(ROLE)トークンの自動登録用コードの表示にて、User Data Script for OpenStack を選択することで、USER DATA SCRIPTを表示することができます。
この USER DATA SCRIPT は、クリップボードにコピー K2HR3 Copy to clipboardボタンで、コピーすることができます。

表示されたUSER DATA SCRIPTを、OpenStackの仮想コンピューティング(Virtual Machine)を起動するときに指定してください。
これにより、自動的に仮想コンピューティング(Virtual Machine)が起動したらそのホスト(HOST)のIPアドレスが、このロール(ROLE)のメンバーとして登録されます。
以下は、OpenStackのUSER DATA SCRIPTを指定するダイアログです。(バージョンにより多少異なります)

K2HR3 Usage Application - OpenStack User Data Script

kubernetes - Yamlテンプレートの使い方

kubernetesのPods(Containers)をロール(ROLE)のメンバーとして自動登録する方法を説明します。
前述のロール(ROLE)トークンの自動登録用コードの表示にて、Secret Yaml for kubernetes および Sidecar Yaml for kubernetes を選択し、それぞれの内容をコピーします。 これらのYamlは、クリップボードにコピー K2HR3 Copy to clipboardボタンで、コピーすることができます。

Secret Yaml

Secret Yaml for kubernetesで表示されるコードは、kubernetesに k2hr3-secretSecret として登録するためのサンプル(テンプレート)コードです。
K2HR3システムでは、kubernetes の Secret にロール(ROLE)トークンを保管します。
以下のようなコードがコピーされますので、お使いの環境に合わせて、namespace などを編集し、kubectlなどを使い、Secret を登録してください。

apiVersion: v1
kind: Secret
metadata:
  name: k2hr3-secret
  namespace: <input your name space>
type: Opaque
data:
  K2HR3_ROLETOKEN: ****************************************************

以下は、Secretを登録するコマンドの例です。

$ kubectl create --save-config -f secret.yaml

Sidecar Yaml

Sidecar Yaml for kubernetesで表示されるコードは、kubernetesに Pods(Containers)を起動する場合に、一緒に起動するK2HR3専用のSidecarのサンプル(テンプレート)コードです。
K2HR3専用のSidecarは、k2hr3-volumeというvolumeを使い、k2hr3-sidecarというcontainerを起動します。
このサンプル(テンプレート)コードを、環境に合わせて編集し、組み込んだYamlファイルを使って、Pods(Conatiners)を起動してください。
サンプル(テンプレート)コードには、必要最小限のK2HR3専用Sidecarのコードが記述されています。
K2HR3専用のSidecarは、docker.io/antpickax/k2hr3.sidecarイメージを使います。

K2HR3専用のSecret登録とSidecarの起動ができれば、自動的にkubernetesのPods(Containers)がこのロール(ROLE)のメンバーとして登録されます。

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